FX市場におけるスペキュレーターの重要な役割

一時的とは言え、FX相場に急速な変化を及ぼすスペキュレーター(ヘッジファンド、為替ディーラー、FX投資家など)は、好ましくない連中なのでしょうか?

決してそんなことはありません。むしろ彼らは、市場の形成に不可欠な“流動性”に大きく貢献しています。ここで流動性とは、市場の厚みのことです。

つまり市場参加者が必要な額だけ速やかに売買できるか否かの尺度を表します。

十分な流動性を備えたインフラとしての市場には、各主要通貨の買い手も売り手も、常に多数存在していることが必要です。

なぜなら、たとえばFX市場で急速な米ドル安局面だからといって、輸出企業が米ドルを売りたくてもその買い手が現れずいつまでも売れない場合、あるいは彼らがどうしても一部の米ドルしか売ることができない事態が生じた場合、金融システムの不安につながりかねないからです。

輸出企業は、銀行の為替ディーラーがいつでも取引に応じてくれるからこそ、通貨の必要額を速やかに売却できます。輸出企業から米ドルを購入した為替ディーラーにとっても、FX市場に大勢の市場参加者がいたほうが抱えた米ドルを売却してカバーしやすくなるのです。

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FX市場参加者が取引相手をみつけるうえで、買い手にも売り手にもなり得るスペキュレーターは、必要な流動性を高めてくれる点でむしろ貢献度の高い存在といえます。

Published in: 投資についての知恵袋

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